保護アース、機能アース
一言で「アース」と言っても、規格上は細かく分類されており、厳密に使い分けられています。
よく理解せずに使うと、混同してしまう恐れがあります。
主な用語と意味を、以下の一覧表にまとめました。
接地
(Earthing)
等電位接続
(Equipotential bonding)
※アースに接続する/しないは別問題
保護(Protective)
保護接地(Protective Earth: PE)
人体保護・感電防止のための接地
保護ボンディング(Protective bonding)
金属部同士を等電位化し感電リスクを低減
機能(Function)
機能接地(Functional Earth: FE)
EMC安定や信号品質確保のための接地
機能ボンディング(Functional bonding)
誤動作防止のため機器間や構造体間を等電位接続
規格によって、それぞれ想定されている状況が異なるため、意味している対象は同じでも関連する要件が異なる場合があります。
シンボルマーク IEC 60417-5020は、フレームやシヤーシへの接続を意味するマークですが、規格によっては、機能を保護するために筐体に接続することを要求している場合があります。
これらの違いを理解したうえで、各規格の要件がどの対象を指しているのかを正しく把握することが重要です。
2025-08-08
シンボルマーク 5021を追加、シャーシ接続についての説明を追加:2025-08-12