EN IEC 61010-1 Annex K.3 自動計算シート
- シート1:Annex K.3.3(空間距離)とK.3.4(沿面距離)を1シートで計算
- シート2:Annex K.3.2を参照し、K.3.5の試験電圧を計算
交流電源や直流電圧とは別に特別な高電圧回路を有している場合、EN IEC 61010-1 Annex K.3は、参考にすることができ、規格が前提にしている諸々の条件を満たしているなら適用することができます。他の規格の要件がより適切ならばそちらを適用することになります。
しかし、実際にこのAnnex K.3を用いて計算を行うとなると、意外と難しく感じるかもしれません。各パラメーターを理解し、正確に計算プロセスを実行したとしても、検算と食い違い、元の計算に誤りがあるのか、検算に問題があるのか、それとも両方なのか――と悩んでしまうことがよくあります。
まずはK.1やK.2にも目を通し、EN IEC 61010-1がどのような状況・状態で、このAnnex K.3を適用するように求めているのか、あらためて確認しましよう。
注意深く読み、実効値かピーク値か、補正するかしないか、どの計算表を用いるか、表の読み取り間違いはないか、単純な計算ミスはないか、しっかり確認して計算に反映する必要があります。
ひとつやふたつ計算するなら手計算で良いでしょうが、数日後に同じ計算をして同じ結果になるでしょうか?絶対に計算過程を丁寧に残しておくことをお勧めします。
このようなとき、自動計算ツールは強力に威力を発揮します。
特に初めてのときなど、『これで合っているかどうか、どうやって確かめればいいのかわからない』と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんなときには、当社の計算シート(エクセル)を是非ご活用ください。
当社の計算シート

「設計計算書」として組み込めるよう制作されています。
書式や記載内容も、第三者にとっても明確で、追跡可能な構成となっています。
- エクセルの基本機能のみで制作(ラジオボタンのみフォームコントロール)
- 記入欄とラジオボタン以外はロック済み(解除方法は先頭シートに記載)
免責事項:この計算シートは、絶対的に正しい計算結果を算出することを保証するものではありません。もちろん当社にて何度も確認・検証を重ね、自信をもって提供させていただくものではありますが、もしも計算シートについて、「ここがこのように間違っている」など具体的なご指摘を頂けましたら、喜んで修正し、改正版をリリースいたします。
設計段階での「そもそも論」も重要
『そもそも論』は常に重要です。他に適切な手段はなかったのか、本当にその電圧が必要なのか、空間的・時間的に限定できる設計にできなかったのか等、事前の検討が、安全性と設計合理性の両立につながります。これは「スリーステップメソッド」の基本的な考え方でもあります。
2025-05-29
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