EU機械指令に代わる機械規則が採択されました

EU理事会プレスリリース – 2023.05.22 10:00

機械指令 2006/42/EC に代わる機械規則がEU理事会で採択され、プレスリリースで発表されました。(2023年05月22日 10:00付)
Council of the EU Press release 22 May 2023 10:00

今後、EU議会議長と理事会議長によって署名され、EU官報にて発表されます。

発表後、42か月の移行期間があります。

韓国ーエネルギ―効率

e-standby から MEPS へ

(GCA KOREA より)

パソコンに接続するモニターは e-Standby から MEPS(Minimum Energy Performance Standard) 製品に変更になりました。2023年5月1日から適用されることになりました。
これに伴い、モニターのエネルギー効率試験項目が従来と異なり、表示も変更となります。


韓国ーRRA通知改訂

RRA通知改訂ーRF機能の追加を許容する改訂

(GCA KOREA より)

2023年4月18日以降、承認された(無線)製品にRF機能を追加(異なる)することは、許容される変更として申請できます(同じ KC ID を使用できる)。その日より以前では新規申請となります。

ただし、適合性登録対象製品に適合性認証対象RF機能を追加する場合は、新規申請となります。例えば、WiFi製品(登録)にLTEモジュール(認証製品)を追加する場合は、新しいケースとなり、新しい KC ID が必要となります。


6周年

6周年感謝

Concept of RISK (Product Safety) | Assist CE Inc.

おかげさまで会社設立から6周年、7年目に突入しました。
ひとえに皆様のご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。

この1年は、無線機器、生産機械類の技術文書ドラフト作成サポート、これに関連して、リスクアセスメントのフォーム、テンプレート提供とオンザジョブトレーニングなどのご依頼を多くいただきました。振り返れば、試験だけではなくリスクアセスメントや技術文書を適切にまとめることが重要であると考え、対応を準備してきたことで、お客様のお役に立つことができてよかったと思います。

また、メーカーのための『CEマーキングとは?』メーカーとして知っておくべきCEマーキングの基礎知識の概要をまとめ、メーカーがCEマーキングでどうしたらよいかを【記事】にしました。

さらに、三相電圧不平衡について、【記事】にまとめ、技術解説と計算シートを作成しました。(無料版と有料版、技術資料のご注文ページからお求めください。)

7年目となる今期は、機械指令から新しい機械規則への変更が欧州委員会より正式に発表されれば、これに注力していきたいと思います。また、EMC、その他につきましても前期に引き続き、CEマーキング、高付加価値化、コストダウンなど、生産効率アップに一層貢献するべく、機械指令、少量多品種の製品の合理的なCEマーキングの進め方、等に注力していく所存です。

これからも皆様のお役に立てますよう、具体的に考え、実践してまいります。何卒ご支援とご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

三相電圧不平衡率

解説記事、解説資料と計算シート(有料・無料)を追加

三相電圧不平衡率、零相・正相・逆相成分の計算方法について、記事を追加しました。

技術的な基礎概念製品安全の基礎概念三相不平衡

規格 EN/IEC 60204-1では、三相電圧不平衡について言及があります。
『三相電源での逆相電圧も零相電圧も、正相電圧の2%を超えない。』

解説資料、計算シートは、【技術資料のご注文】ページより無料ダウンロードできます。

有料版の解説資料は、より詳しく、三相回路の基本的な説明や実際の回路とミルマンの定理の導出、零相の取扱い、その他詳細説明が追加されています。また、有料版の計算シートは、波形上での計算や”2%以内”をシミュレーションしたデータが追加されています。

三相電圧不平衡とは?【無料版】 三相不平衡率計算シート【無料版】
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三相電圧不平衡とは?【有料版】 三相不平衡率計算シート【有料版】
Sequence conponents explanatory notes Sequence conponents calculation sheet

CEマーキングのFAQ(ブルーガイド2022)

CEマーキングに関する基本的なFAQ

CEマーキングのブルーガイド2022、ANNEX 5 に記載されている、Frequentry Asked Questions on CE marking についての紹介記事を作成しました。
CEマーキングのFAQ(ブルーガイド2022)

CEマーキングは、FAQ による端的な理解だけではなく、包括的・系統的に理解して個々の製品にどのように関連するか、どのような要求事項があるかをメーカー自身でよく理解しておく必要があります。
当社記事【 CEマーキングの勘どころ 】も併せてご参考ください。

機械指令の動向(2022年6月)

機械指令の動向(2022年6月)

機械指令 2006/42/EC は、2022年6月現在有効です。しかし、これに代わる新しい機械規則(案)が公表され、また(案)に対して様々な意見が提起されていました。
2022年6月24日付で、欧州理事会常設代表委員会(Coreper)は、さらに修正された機械規則(案)(=妥協案)を承認し、欧州委員会へ議会との交渉を早く開始するよう付託しました。【 機械指令の動向(2022年6月)