ステージ4|CEマーキング評価・試験

CEマーキングにおける試験ー試験ありきではない

CEマーキング自己宣言において行う試験とは、

① まず、適切な適合性アセスメント(リスクアセスメント)を行い、

② 適切な整合規格選択し、

③ 適切な設計対策を施したうえで、

④ 適合性を確認・実証するために必要な試験を行います。

整合規格の内容においても、例えばクラス分類によって適用外とされる試験はあります。

過去の試験結果、類似品の試験結果を共用できると評価可能であれば、同じ試験を繰り返す必要はありません。

製品ファミリーの場合は、ファミリー内のモデルを上手に整理して、適切な代表モデルを選びます。(1モデルとは限りません。その試験について一番不利なモデルを選ぶ。)

多品種の場合も、試験計画を上手くやりくりして、合理的に適合性評価プロセスをすすめます。例えば、多くのモデルに共用されるユニットは、それ単体であらかじめ試験、技術文書を準備した方が、全体としてコストを下げられる場合があります。

逆から言えば、そのようにできる製品ラインナップ、ファミリー構成にしておくのが賢いやり方です。

CEマーキングで実施する試験

CEマーキング適合プロセスでは、試験らしい試験だけを実施するのではありません。製品表示や取扱説明書の内容、製品の構造や使用部品が適切かどうかの確認も含まれます。

多くの場合、構造評価・試験を実施し、そのレポートは技術文書の添付文書となります。勿論レポートの内容と指令の必須要求事項との整合性はメーカー自身が説明できなければなりません。

外部の試験所が指令の必須要求事項との整合性の説明責任を負うものではありません。試験所は、規格に定められた試験方法に従って試験を行い、その事実、その結果をレポートに記述するのみです。

この説明 ー 『レポートの内容と指令の必須要求事項との整合性』は、主として、《CEマーキングが説明するところのリスクアセスメント》によって説明されるものです。そして、これを技術文書に含めることを要求されています。

詳しくは、【技術文書 (Technical Documentation)】【整合規格とは】ご参考下さい。

『リスクアセスメントを実施することにより参照すると決定した整合規格』で要求されている構造評価・試験、また、このほかに必要と判断し実施すると決定した構造評価・試験を行い、このレポートとリスクアセスメントの内容を併せて、指令の必須要求事項をカバーし適合している旨の説明として技術文書に含めます。

このように構造評価・試験は、リスクアセスメントの内容次第ですが、一般に以下の事項を含みます。

・適切な部品を採用しその安全使用条件を逸脱していないか
・逸脱している場合に適切なリスク低減策が講じられているか
・取扱説明書には必要な内容が記載されているか
・適切な表示がされているか
・適切な構造、適切な回路か
・定められた方法による試験、測定

詳しくは、【CEマーキングにおける評価・試験】をご参照ください。

CEマーキングで比較的よく実施する試験については、

CEマーキングの主な試験
主な対応規格(CEマーキング)

をご参考下さい。

CEマーキングにおける試験は、基本的に型式試験(TYPE TEST)です。一つのモデルに対して実施するもので、毎々、全ロットに実施するものではありません。

しかし整合規格によっては、いわゆる出荷試験(ROUTINE TEST)を要求している規格もあります。(例:EN 61010-1 では、耐電圧試験を要求している。)

構造評価・試験及びテストレポートサービス

アシストCEでは、

☞ 試験の立ち合い

EMC試験など、御社の試験に立ち会いアドバイス、テストレポートを作成します。

☞ 出張試験

特に大型の機械、セットアップが難しい装置など、御社に試験機器一式を持ち込んで試験・評価を行いテストレポートを作成します。

☞ 委託試験

対象製品と周辺機器一式を送付していただき、当社にて試験を行いテストレポートを作成します。

☞ サポートの形態

A) 試験の準備・適合のアドバイス【スポットコンサルティング
B) 実践指導【オンザジョブトレーニング
C) 最速、低料金での試験実施クイックサポート
D) 社内基準・手順への反映【標準化サポート

4つのサービス形態から複数をお選びいただけます。

例)アドバイスと試験、アドバイス複数回と試験、等々

業務にはステージ3以下の完成された文書一式が必要です。


2020-11-11

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