モーターのDuty Type(IEC 60034‑1)と遮断器(開閉器)のUtilization Category(IEC 60947)は、どちらも動作頻度や負荷条件に基づきコード化された分類です。IEC 60204‑1が参照する両規格の定義を照応し、モーター選定と遮断器選定に役立つ一覧表として整理しました。
注)この一覧表は規格の定義を照応した整合的な整理であり、規格が直接対応を規定するものではありません。
規格 60204‑1(14.5 モーター選定)では、機械の使用条件に適したモーターを選定することを要求しています。モーターの使用デューティは IEC 60034‑1 によりコード化されており、Duty Type を参照することで妥当なモーター選定の参考になります。もちろん、他の諸条件についても考慮が必要です。
また、遮断器の Utilization Category(IEC 60947シリーズ)も、負荷条件に基づき分類コード化されており、併せて選定の参考にすることができます。
Duty Type と Utilization Category の照応表
モーターのDuty Type と 電路遮断器のUtilization Category
それぞれの定義に基づくクロスリファレンス
モーター
Duty Type
(IEC 60034-1)
動作区分
Utilization Category
(IEC 60947)
備考
S1 連続定格
定格負荷で連続運転
AC-3(誘導電動機の始動・停止)
標準的なモーター負荷。過負荷保護必須。
S2 短時間定格
定格負荷で一定時間運転後停止
AC-3 または AC-1
過負荷フリーモーターなら過負荷保護不要。過電流保護は必須。
S3 間欠定格
負荷と休止を繰り返す
AC-3
過負荷フリーモーターなら過負荷保護不要。
S4〜S6 負荷変動・周期的運転
頻繁な始動・停止、加速
AC-4(頻繁な始動・停止、逆転)
熱的に厳しいため電子過負荷リレーや温度監視併用が望ましい。
S7〜S10 特殊運転
頻繁起動、逆転、可変負荷など
AC-4 または特殊カテゴリ
高ストレス条件。断路器単体では不十分。
2026-02-03