ミクロ環境の汚染度(汚損度)

  • ミクロ環境での汚染によって、耐電圧は損なわれる。
  • 汚染度によって必要な空間・沿面距離が増減する。
  • IP等級と環境条件によって、汚染度は低くなる。

汚染度 (pollution degree) は、汚損度とも訳され、絶縁距離を決定する際の一つの要因です。汚染度が大きいほど絶縁破壊しやすく、より大きな空間距離、沿面距離を要求されます。
IP等級と環境の組合せによって、汚染が発生しにくいと認められる場合は、等級を下げる規定(IEC 61010-1等)があります。

よく、Pd2、などと表記されています。

汚染度を定義している規格は、

IEC 60664-1 Insulation coordination for equipment within low-voltage systems − Part 1: Principles, requirements and tests
低圧系統内機器の絶縁協調 − 第1部:基本原則、要求事項及び試験

汚損 (pollution)

電気絶縁強度又は表面抵抗率の低下をもたらす異物、固体、液体又は気体のいずれかの付着物。

汚損度
(pollution degree)

ミクロ環境の予想される汚損の特徴を示す数字

- 汚損度1

どのような汚損も発生しないか又は乾燥状態で非導電牲の汚損だけを発生する。この汚損は,どのような影響も及ぼさない。

- 汚損度2

非導電性の汚損は発生するが,時には結露によって一時的に導電性が引き起こされることが予想される。

- 汚損度3

導電性の汚損が発生する,又は乾燥した非導電性の汚損だが予想される結露のために導電性となる汚損が発生する。

- 汚損度4

導電性のほこり,又は雨もしくはその他の湿潤状態によって連続的な導電性を発生させる。


2017-05-18

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